附属自然教育園

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スタッフブログ

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2月27日(金) 春の訪れ
こんにちは、事務室uです。

早春に咲く花の代表 カタクリの若葉が、武蔵野植物園で目立ってきました。(写真:上)

紅紫色の大輪の花は、例年3月中旬頃から咲き出し、桜の開花宣言が出た頃が見ごろとなります。

また、ニリンソウの若葉も、路傍植物園や物語の松近くで見られるようになりました。(写真:下)

花は3月末頃から見られ、4月に見ごろを迎えます。

春の訪れを感じにぜひ、ご来園ください。
お待ちしております。

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2月24日(火) 路傍植物園で春を感じる
こんにちは、久永です。

路傍植物園の入口近くでは、早春に見られる植物が見頃になっています。
フクジュソウは、先日ご紹介した武蔵野植物園に続き、路傍植物園でも開花しました。
その隣には、フキのつぼみが顔を出しています。

また、マンサクの花(写真)も見頃になっています。目線より上の、細い木の枝に黄色い花がたくさん咲いていますので、お見逃しのないように。
名前の美しいウグイスカグラ(鶯神楽)も、かわいらしいピンクの花がぽつぽつと咲き始めています。

自然教育園にいち早く春を感じにいらしてください。

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2月17日(火) やさしい生態学講座1日目
こんにちは、eです。

今日から「やさしい生態学講座」が始まりました。
第1日目の講義は、西廣淳先生の「湖沼・湿地の植物の保全生態学」でした。

水生植物の生態、役割といったものから、生息環境である河川・湖沼・湿地の変化に伴う水生植物の衰退の現況、これらを踏まえての土壌シードバンク(埋土種子)を活用した湿地の自然再生の実例と非常にわかりやすいお話でした。

当園の水生植物園においてもシードバンクのお話に近いもので、2005年に地ごしらえによる湿地再生を実施しました。
帯状に区画を設定し、カサスゲを根ごと掘り取りました。(上の写真)
その結果、チョウジタデ、ヘラオモダカの埋土種子が発芽し、開花・結実しました。
これらは一時的な再生によるもので、現在は見ることができませんが、シードバンクとして残すことはできているので、何年か先、再び発芽することがあるかもしれません。

この他にも小規模ながら日頃の維持管理の中で、アサザ(下の写真)などの生育環境の改善を試みています。

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2月14日(土) フクジュソウのカラス避け設置
こんにちは、久永です。
本日は快晴で、早春の花々を見に、多くのお客様がご来園されました。

ただいま武蔵野植物園のフクジュソウが見頃になっています。
園の入口に近い路傍植物園のフクジュソウも、つぼみの先が黄色くなり、もうすぐ開花すると思います。

本日は、新しく出たつぼみにカラス避けの木のバリケードを新設しました。
1月21日のブログでもご紹介しましたが、フクジュソウのつぼみをカラスなどの鳥から守るための苦肉の策です。
ですが・・・先日開いた1輪のフクジュソウの花びらを見ると、何かにかじられた跡が・・・。

スタッフとカラスとの戦いは続いています。

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2月11日(水) モズ・カケスが見られました
こんにちは。事務室さとうです。
落葉樹の葉が落ちて、鳥の観察に最適な季節となりました。
今回は園内で見られた鳥の紹介です。

モズ(上段)は捕らえた獲物を枝などの尖ったものに刺す「はやにえ」を行いますが、理由は食料の保管、かとも言われていましたが、食べずに放置することが多いため、実際そうなのかよくわかっていません。
カケス(下段)は木の実を後で食べるために、木の幹の穴やうろ、地面などに隠しておきます。カケスの場合は比較的覚えているので「貯食」といいます。

他にもたくさんの鳥がお待ちしております。自然教育園へ是非!

写真提供
モズ(♀):白金自然写真クラブの小島啓史さん
カケス:白金自然写真クラブの飯田晋一郎さん
ありがとうございました!

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2月7日(土) キツツキの開けた穴
こんにちは、久永です。

森の小道の奥の方にあるイイギリの木に、キツツキのあけた穴が並んでいます。少し高い位置ですが、園路から見える範囲では1本の木に8個!
この面白い光景は、職員や常連のお客様たちの注目を集めています。

最近、自然教育園で見かけるキツツキは、コゲラ、アカゲラ、アオゲラです。
特にアオゲラが園内で見られるのは久しぶりだそうです。

昨日、鳥類の調査でいらしていた日本野鳥の会東京の川内先生に、この穴について伺ってみました。
形状や大きさから推定すると、アカゲラかアオゲラが開けたもので、ねぐら用の穴かエサを探した時の穴ではないか、とのことです。

園内にはこちら以外にも、キツツキの開けた穴がまだまだあるようです。
ぜひ探してみてください。

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2月5日(木) ユキワリイチゲの花
こんにちは。YYです。

まだまだ寒い日が続いていますが、暦の上では立春も過ぎました。
園内では咲き始めた草花に少しずつ春の気配を感じることができます。

ユキワリイチゲはキンポウゲ科の多年草で、昨年末から花が咲き始めました。
最初は1、2輪、それも全開ではなく、花弁のように見える薄紫色のがく片が少し開いている程度でした。
年が明けて開花数は少しずつ増え、全開している花も増えていきました。

武蔵野植物園内にある数ヶ所の生育地のうち、現在1番多く咲いている群落ではおよそ25輪、他の場所も含めて全体では50輪くらいの開花数でしょうか。
これから暖かくなるに連れ、開花数がさらに増えていくのが楽しみです。

また、他にはフクジュソウとセツブンソウも咲き始めています。

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2月3日(火) 節分にセツブンソウが咲きました
こんにちは、久永です。

「節分」の本日、ちょうど園内で「セツブンソウ(節分草)」が開花しました。
節分の頃に花を咲かせることからこの名がついたそうです。

咲き始めは高さ3cmほどの小さな植物ですが、寒空の下に咲く可憐な花は人気があります。
現在はとても希少な植物となっており、国の絶滅の恐れのある植物(準絶滅危惧(NT))に指定されています。

現在は路傍植物園入ってすぐの左側に咲いていますが、花がとても小さく、まだ数も少ないので、植物の名札を目印に探してみてください。

武蔵野植物園のセツブンソウも芽が出てきていますので、そちらも楽しみです。

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2月1日(日) ミナコレぐるぐる号運行してます
こんにちは、事務室uです。

港区主催のミナコレ2015が、本日2月1日(日)〜28日(土)の期間開催されています。

土・日・祝日(計9日間)に臨時バス停を設置して、区内美術館・博物館を移動できる無料巡回バス・ミナコレぐるぐる号が運行中です。

まだまだ寒いですが、バスを利用してさまざまな施設に足をお運びください。

自然教育園は、東京都庭園美術館前を下車し、50mほど先にございます。

ご来園お待ちしております。

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