生物記録情報

2014.7.3
生物記録情報
 現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
 
〔樹木〕
(咲き始め)キジョラン、ナツフジ
(花の見頃)エビヅル、カラタチバナ、タマサンゴ、トウネズミモチ、ノブドウ、ヒトツバハギ、ヤブコウジ、ヤマハギ
(花そろそろ終わり)ガクアジサイ、サカキ(武蔵野コース)、センリョウ

〔草〕
(咲き始め)オニドコロ、ソクズ、ツルニガクサ、ヌスビトハギ、ヌマトラノオ、ミソハギ、ヤブミョウガ、ヤマユリ、ヨウシュヤマゴボウ
(花の見頃)アサザ、アズマカモメヅル、イヌヌマトラノオ、ウマノミツバ、オオチドメ、オッタチカタバミ、オオバギボウシ、オカトラノオ、キツネガヤ、キツネノボタン、コバノカモメヅル、コヒルガオ、シオデ、ジャノヒゲ、シロツメクサ、シロネ、タカトウダイ、タケニグサ、タシロラン(園路からは見られません)、チゴザサ、チダケサシ、ノカンゾウ、ハエドクソウ、ハグロソウ、ハンゲショウ、ヒメガマ、ヒメジョオン、ママコノシリヌグイ、マヤラン、ミズヒキ、ミツバ、メヤブマオ、ヤブガラシ、ヤブカンゾウ、ヤブマオ
(花そろそろ終わり)アイイロニワゼキショウ(ルリニワゼキショウ)、クサフジ、コナスビ、トモエソウ、ナガバハエドクソウ、ヤマホタルブクロ

 動物は以下の通りです。
〔クモ類〕カタハリウズグモ、クサグモ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ幼体、ナガコガネグモ幼体、ネコハエトリ
〔昆虫〕
 トンボ類…ギンヤンマ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ
 カマキリ類…コカマキリ幼虫
 バッタ類…ササキリ幼虫
 ナナフシ類…ナナフシモドキ
 カメムシ類…アメンボ、ホソヘリカメムシ、ハリカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ、オオクモヘリカメムシ(成虫・幼虫)、マルカメムシ、クサギカメムシ、アオバハゴロモ幼虫
 チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ(成虫・幼虫)、キアゲハ幼虫、クロアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、トラフシジミ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、アカボシゴマダラ幼虫、コムラサキ、ヒカゲチョウ、ヒメジャノメ、イチモンジセセリ
 甲虫類…トウキョウヒメハンミョウ、マメコガネ、セマダラコガネ、ヒメカメノコテントウ、ナミテントウ、シロジュウシホシテントウ、トホシテントウ、キクスイカミキリ、クロウリハムシ
 ハチ類…セグロカブラハバチ、オオコシアカハバチ幼虫、スズバチ、セグロアシナガバチ、ムモンホソアシナガバチ、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、ナミツチスガリ、クマバチ、アミメアリ、クロオオアリ
 ハエ類…クロバネツリアブ、シオヤアブ、マダラアシナガバエ、ホソヒラタアブ
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、コゲラ、アオサギ、ドバト
〔その他〕メダカ、モツゴ、ヨシノボリ、スジエビ、アメリカザリガニ、カナヘビ、アオダイショウ、クサガメ、ウシガエル

 写真はノカンゾウとヤブカンゾウの花、ハグロソウの花、シオデの花です。
 ノカンゾウとヤブカンゾウはススキノキ科(旧ユリ科)ワスレグサ属の多年草です。この仲間は朝咲き、夕方にはしぼんでしまう1日花です。いずれも湿った草地に生えます。ノカンゾウという名前は漢名の「野萓草」から来ています。日本では古くはワスレグサと呼ばれていました。憂いを忘れさせる草という意味です。ノカンゾウは水生植物園と武蔵野植物園で見られます。八重咲きのヤブカンゾウは武蔵野植物園といもりの池周辺で見られます。
 ハグロソウはキツネノマゴ科ハグロソウ属の多年草です。葉が暗緑色であることから「葉黒草」と名付けられました。花は径が13o前後で、上唇と下唇に分かれ、また花弁の内側には赤い斑紋があり、特徴のある形をしています。現在、路傍植物園で見られます。
 シオデはシオデ科(旧ユリ科)シオデ属のつる性の多年草で、雌雄異株です。名前の由来はアイヌ語の「シュウオンデ」から来ているといわれています。若芽は山のアスパラガスと言われ、古くから山菜として親しまれています。秋には実が黒く熟します(2013.12.11生物記録情報参照)。園内でも時々見られるルリタテハの食草で、幼虫の姿が見られることもあります。水生植物園で見られます。
ノカンゾウとヤブカンゾウの花
ノカンゾウとヤブカンゾウの花
ハグロソウの花
ハグロソウの花
シオデの花
シオデの花
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