附属自然教育園

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スタッフブログ

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11月27日(日) お客様ギャラリー「自然教育園の四季とポストカード写真展」
浦本です。

昨日(11月26日)から12月18日まで、白金自然写真クラブによる、お客様ギャラリー「自然教育園の四季とポストカード展」を展示ホールにて開催しております。

白金自然写真クラブの会員の方々が、園内で撮られた四季折々の風景の写真の中から選りすぐられた37点の写真と16点のポストカードになった写真を展示しています。

自然教育園の深まりゆく秋の風景を楽しみながら、写真展をご覧ください。
なお、ポストカードは、ショップでお買い求めすることもできます。(1枚80円)

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11月19日(土) 思い出話
大澤です。

都内の公園の木々の葉もところどころ色づき始めています。
ここ自然教育園でもハゼノキやナツヅタの紅葉が始まりました。多くの木の実も色づいて見る人をなごませてくれます。

先日、水生植物園で作業の折にお客様に声をかけられました。お話を伺うとお客様が若かりし幼少の頃、自然教育園の前身である旧白金御料地で植物観察会が開催され散策した事を思い出深そうに話されました。その時の案内役は牧野富太郎博士だったそうです。当時の旧白金御料地の景色も覚えていて林内はとても明るく、開けた草原が多くあったそうです。

昔のような明るい草原は今では見られなくなりましたが、旧白金御料地内の様子を伺い知る貴重なお話を聞かせていただきました。

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11月18日(金) 黄葉と紅葉が色づき始めました。
奥津です。
園内は気温が下がり、朝と夕方は冷えてきました。紅葉の季節が始まりますが、上の写真は正門周辺に5本あるケヤキです。落葉高木で、黄葉になってきました。中央の写真は路傍植物園のムクロジですが、葉は互生し羽状複葉で、黄葉し始めました。その他にも園内で黄葉になる樹木は、アブラチャン・エノキ・ムクノキ・クロモジ・アカメガシワ・コナラなどがあります。

また、紅葉も色づき始めました。下の写真は、水生植物園の奥の休憩所から西方向を見たイロハモミジで、紅葉が少し始まっています。自然教育園のホームページ左側「見ごろ情報」の「紅葉とれたて情報」にて、最新の紅葉がどのくらい進んでいるか、お分かり頂けます。園内全域の見頃は、12月上旬頃です。どうぞお出掛けください。

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11月8日(火) 雨上がりの朝
石川です。

11月6日、雨上がりの朝の自然教育園。もやが立ちこめていました。とくに湿地は幻想的な光景でした。お客様は少なく、鳥や虫の鳴き声がよく聞こえます。そして、ふだんあまり見られない光景に出会いました。

1枚目の写真はノイバラの実についた雨露が今にも落ちようとしているところです。落ちそうでなかなか落ちませんでした。
2枚目と3枚目は園路上の空中に葉っぱが浮かんでいました。実は、これはクモの巣についた葉っぱです。クモの巣は通常、人が通るようなところには巣を張りません。しかし、上の方に張ったクモの巣が雨で重くなって人が通る位置に下りてきてしまったのです。



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11月3日(木) 目黒大鳥神社の酉の市
こんにちは。石川です。朝夕涼しくなってきました。

酉の市は11月のとりの日に行われる神社の市で、目黒の大鳥神社の酉の市は浅草の鷲神社と並び、江戸時代に始まったそうです。大鳥神社のホームページによると、御神前に「八つ頭の芋」と「熊手」を奉り、社殿において「開運熊手守」が授与され、太々神楽、熊手の舞が奉納されるそうです。
写真は2日の様子です。境内では大小さまざまな熊手が売られ、多くの屋台が出ていました。駅を出ると酉の市を知らせる横断幕が掲げられ、熊手を手にする人もいます。神社周辺は独特の華やいだ雰囲気があります。

大鳥神社へは、自然教育園から目黒通りを目黒駅へ行き、駅を越えて通りを下ります。目黒川を越え、山手通りを渡ると、左角に神社があります。駅からは約10分です。近くには目黒不動、都立林試の森公園のほか、寄生虫博物館、目黒区美術館もあります。

今年の11月はとりの日が3回あります。「二の酉」は11月14日、「三の酉」は11月26日です。その頃には園の紅葉も進んでいるでしょう。

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11月2日(水) カマキリと対峙
大澤です。

人の胸の高さまで伸びたタイアザミに、ハラビロカマキリが餌を捕らえようと身動きせず止まっていました。全体が保護色なので気付かず通り過ぎてしまうところでした。

しばらく様子を見ているとタイアザミの花にホシホウジャクが蜜を吸いに飛んで来ましたが、非常に早く飛ぶホシホウジャクは次々と花を移動するので捕獲することはできませんでした。
カマキリは主に小型昆虫などを鎌のような前足で捕まえて食べてしまいます。

先日、作業後にコカマキリがジョロウグモの網に掛かったところを偶然見つけましたが、あっという間にジョロウグモに食べられてしまいました。喰う喰われるの自然界の厳しさを垣間見た瞬間でした。

カマキリのメスは寒い冬が来る前に木の枝やヨシなどの茎に産卵します。これは卵のうといわれています。コカマキリには一冬の間に植物ラベルに卵のうを産み付けられたことが何回もあります。卵のうを取り除くのも気がひけるのでそのままにしておきました。
植物ラベルの手入れ管理にも気を使うものです。

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