生物記録情報

2009.10.7
 現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
 写真はミゾソバ、アキノウナギツカミ、ヤマハッカの花です。
 ミゾソバはタデ科イヌタデ属の1年生草本です。溝などの湿地に生え、このソバの花に似ていることからこの名前があります。水生植物園といもりの池周辺で群落となっています。
 アキノウナギツカミは水生植物園で見られます。ミゾソバと同じ属の1年生草本です。湿った場所を好み、園内でもミゾソバと同じ場所に混在して生えています、名前の由来は、「秋の鰻つかみ」と書き、茎につく下向きの刺によって、鰻も掴めるとの比喩です。タデ科イヌタデ属の仲間は、他にイヌタデ、ハナタデ、シロバナサクラタデが園内で見られます。シロバナサクラタデはほぼ花期が終わりつつあります。
 ヤマハッカはシソ科の多年草で、山地に生える薄荷(ハッカ)という意味ですが、ハッカのような香気はありません。武蔵野植物園で見られます

〔樹木〕
(花の見頃) チャノキ
(花そろそろ終わり) サネカズラ
(実の見頃) アオツヅラフジ、イイギリ、ガマズミ、カラタチバナ、クサギ、クヌギ、コナラ、ゴンズイ、サワフタギ、シラカシ、シロダモ、スダジイ、ツルウメモドキ、ノブドウ

〔草〕
(咲き始め) ササガヤ
(花の見頃) アキノウナギツカミ、アメリカセンダングサ、イヌタデ、オギ、カゼクサ、キセルアザミ、キツネノマゴ、ゲンノショウコ、コメナモミ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シラヤマギク、シロバナキツネノマゴ、シロヨメナ、ススキ、タイアザミ、チカラシバ、ツユクサ、ツリフネソウ、テンニンソウ、トダシバ、ナガボノアカワレモコウ、ナガボノシロワレモコウ、ナンバンギセル、ネズミガヤ、ノガリヤス、ノダケ、ノハラアザミ、ハナタデ、ホトトギス、マコモ、マルバフジバカマ、ミゾソバ、ヤブタバコ、ヤマハッカ、ユウガギク、ワレモコウ
(花そろそろ終わり) イヌショウマ、ウリクサ、カリガネソウ、キバナアキギリ、キンミズヒキ、シロバナサクラタデ、チヂミザサ、ハグロソウ、ヒメジソ、ヒヨドリバナ、フジバカマ、ヨシ
(実の見頃) アブラススキ、エゾアブラガヤ、カラスウリ、キンミズヒキ、ソクズ、ダイコンソウ、ヌスビトハギ、ノブキ、ヘクソカズラ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ヤブミョウガ
ミゾソバの花
ミゾソバの花
アキノウナギツカミの花
アキノウナギツカミの花
ヤマハッカの花
ヤマハッカの花
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