附属自然教育園

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スタッフブログ

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11月29日(日) 自然観察指導者研修
 こんにちは、遠藤です。

 本日は自然観察指導者研修「晩秋の観察ポイント」が開催されました。

 講師の案内の下、普段は立ち入れない区域に入り、自然のままの状態の林を観察しました。
 自然教育園の古い樹木には元々ここにはなかったものも含まれています。それらを一つ一つ回りながら、その樹木がどこから来たかの由来についての解説もありました。
 
 藪や起伏のある道に苦心しながらも、参加者の方々はありのままの林の様子を興味深そうに観察していました。

 次回の自然観察指導者研修は3月27日「早春の観察ポイント」を予定しています。

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11月28日(土) ミニ企画展「植物化石展」
こんにちは、所です。

展示ホールでミニ企画展「植物化石展」を開催しています。

国立科学博物館 筑波実験植物園で開催した企画展「植物化石展」の展示パネルの一部を展示しています。自然教育園とその周辺に生育する身近な植物がどんな歴史を経て現在にいたったのか、関連する化石を展示しながら、植物の進化や地球環境との関わりなどについてわかりやすく紹介しています。

平成28年1月28日(木)まで開催しています。皆様お誘いあわせの上、どうぞお越しください。

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11月20日(金) 「メダカがいない?」
森の小道にケンポナシの実の甘い香りが漂います。こんにちは大澤です。

晩秋のこの時期、よく晴れた暖かい日には水生植物園の池でメダカがたくさん群れをなして、小さな波紋を残しながら泳いでいます。

しかし、今から7ヶ月前にその異変に気づきました。例年、メダカが活発に泳ぎ始める時期にもかかわらず、メダカの魚影がまったくないのです。これはおかしいと数日間浅瀬を観察しましたがメダカの姿は確認できません。

スタッフからも「メダカがいない。」と心配する声も聞かれました。過去に外来魚の密放流があったので余計気になり念のため簡単な調査を行いました。結果は、外来魚は0匹でメダカは数匹確認できました。

どうしていなかったのか、天敵から逃れるため生息場所を移動していたのか、水位の変動がはげしいため移動したのか原因は不明です。

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11月15日(日) 緑陰サイエンスカフェ
 こんにちは、遠藤です。

 本日は緑陰サイエンスカフェ「鳥はどのように死んでいくのか」(講師:動物研究部 濱尾章二)が開催されました。
午前中の雨で会場のぬかるみがひどく、室内での講義となりました。

 今回の講義内容は鳥の寿命にスポットを当てたものでした。鳥は決まった寿命というものがわからないため、1羽1羽ひなのときから色足環(カラーリング: 写真下)によるマーキングをすることで寿命を調べることができるということです。

 鳥類は全てが寿命をまっとうするわけではなく、若い頃からどんどん捕食などの要因で死んでいくとのことです。
 シジュウカラは卵の状態から1年後、再び繁殖期を迎えるまでに生存する個体は1割にも満たないとのデータがあります。
 またこのデータを見ながら参加者の方々がシジュウカラの生存曲線を描いてみるという時間がありました。各々出来上がった曲線を見ることで、若いシジュウカラの生存率の低さを実感できたようでした。

 講義の最中でも講師に気軽に質問のできる形をとったため、大変活気のある時間となりました。中でも親子で参加されたお子様が鳥に興味津々といった様子で、熱心に色々な質問をぶつけていました。

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11月12日(木) オオタカの目撃情報
こんにちは、久永です。

最近、園内でオオタカの若鳥が目撃されています。
10月頃から度々見られるようになり、同じ個体のようです。

先日、校外学習で来園した生徒さんが、かはくボランティアの案内で水生植物園に通りかかった際、突然周囲のカラスが一斉に騒ぎ始めました。

近くにいた職員が湿地帯付近を探したところ、双眼鏡でようやく見える距離に、オオタカの若鳥が1羽のカラスを襲っていました。
周りで他のカラスが威嚇するも、オオタカがカラスを放す様子は見られませんでした。

その近くには、オオタカを頂点とする“食う・食われる”の関係を図解した「生きもののつながり」の解説板が立っています。
生徒さんたちはその現場を前にして、ボランティアからリアルな解説を聞くことができたようです。

常連のお客様によると、最近園内でオオタカの成鳥も目撃されたとのこと。
自然園の若鳥も、無事に立派な成鳥になってくれるよう、見守っていきたいと思います。

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11月1日(日) プラチナヒルズフェスティバル開催
こんにちは、事務室uです。

本日、教育園に隣接する港区立どんぐり児童遊園にて、「プラチナヒルズフェスティバル 2015」が開催されました。天候に恵まれ沢山の方々がいらっしゃいました。

教育園も会場にブースを設け、飛ぶ種の模型・竹トンボ・ドングリゴマなど工作物を体験できるコーナーや、リーフレット配布やポスター掲示などで園のご紹介を行いました。

午後には、自然教室「クルクルトンボ」作りを開催しました。多くのご家族連れに参加いただき、盛況のうち無事終了しました。

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