生物記録情報

2011.9.14
 現在の自然教育園内の主な生物の見頃情報をお知らせします。
 写真はシロバナサクラタデの花、ツルマメの花、フジバカマの花です。
 シロバナサクラタデはタデ科イヌタデ属の多年草です。園内にこの仲間は多く、現在ボントクタデも花を咲かせています。他にイヌタデ・ハナタデ・アキノウナギツカミ・ミゾソバなどがあり、これから花を咲かせます。シロバナサクラタデは湿った草原に生えます。名前は同じ仲間のサクラタデに似て花が白いと言う意味です。水生植物園で見られます。
 ツルマメは、マメ科ダイズ属のツル性の1年草です。「大豆」の原種と言われています。花が終わり、やがてできるツルマメのサヤは表面に毛が生えた緑色で、まさに小さな枝豆のようです。葉は3出複葉で、小さな紫色の花が水生植物園で見られます。
 フジバカマは、キク科フジバカマ属の多年草です。秋の七草の1つとして知られ、古い時代に中国から渡った帰化植物とされています。同じ属にあるサワヒヨドリ、ヒヨドリバナも園内で見られ、花の形態はよく似ていますが、葉の形などから区別することができます。フジバカマは武蔵野植物園で見られます。


〔樹木〕
(花の見頃)エビヅル、ヌルデ、ノブドウ、ヤマハギ
(花そろそろ終わり)サネカズラ、センニンソウ、タラノキ
(実の見頃)イヌビワ、ゴンズイ、タマサンゴ、ヤマボウシ

〔草〕
(咲き始め)カゼクサ、カリガネソウ、シモバシラ、ススキ、ツリフネソウ、ヒガンバナ、ヒメジソ、ヤマハッカ、ヨモギ
(花の見頃)アキカラマツ、アブラススキ、イノコズチ、ウリクサ、エゾアブラガヤ、オオバコ、オトコエシ、オヒシバ、カナムグラ、カラムシ、ガンクビソウ、キツネノマゴ、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、クズ、ゲンノショウコ、コバノカモメヅル、コメヒシバ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シラヤマギク、シロバナキツネノマゴ、シロバナサクラタデ、スズメノヒエ、タイアザミ、チヂミザサ、ツユクサ、ツルボ、ツルマメ、トラノオスズカケ、ナガボノシロワレモコウ、ナキリスゲ、ナンバンギセル、ヌスビトハギ、ノシラン、ノダケ、ノハラアザミ、ハグロソウ、ハシカグサ、ヒヨドリジョウゴ、ヒヨドリバナ、フジバカマ、ボントクタデ、マツカゼソウ、ミズヒキ、ムカゴイラクサ、モミジガサ、ヤブタバコ、ヤマホトトギス、ユウガギク、ワレモコウ
(花そろそろ終わり)オオヒナノウスツボ、オニドコロ、コバギボウシ、シロネ、ダイコンソウ、タカトウダイ、ノブキ、フシグロセンノウ、ヘクソカズラ、ミズタマソウ、ミソハギ、ヤブミョウガ、ヤブラン、ヨウシュヤマゴボウ
(実の見頃)ダイコンソウ、ホウチャクソウ、ヤブミョウガ、ヨウシュヤマゴボウ

 見られた昆虫、クモ、鳥類、その他の動物は以下の通りです。
〔昆虫〕
 チョウ類…アオスジアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、キチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ムラサキシジミ、コミスジ、イチモンジセセリ
 トンボ類…シオカラトンボ、アキアカネ、オニヤンマ、ギンヤンマ、アジアイトトンボ
 セミ類…ヒグラシ、ミンミンゼミ、アブラザミ、ツクツクボウシ
 ハチ類…クマバチ、ミカドトックリバチ、スズバチ、ハラナガツチバチ
アブ類…ホソヒラタアブ
バッタ類…コバネイナゴ、アオマツムシ
その他…アメンボ、クロモンシャチホコ幼虫

〔クモ類〕
ジョロウグモ、ナガコガネグモ、ジグモ、ハナグモ

〔鳥類〕
 スズメ、メジロ、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハシブトガラス、カルガモ
ダイサギ

〔その他〕
 カナヘビ、ウシガエル、クサガメ、メダカ、ヨシノボリ、モツゴ、スジエビ、アメリカザリガニ

シロバナサクラタデの花
シロバナサクラタデの花
ツルマメの花
ツルマメの花
フジバカマの花
フジバカマの花
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